期待外れだったスローガン「既存コンテンツも盛り上げていきます。」

話題・意見

バージョン4の開発運営方針として発表されたスローガンがあります。

これですね。

終わりつつあるバージョン4を振り返り、今回はこのうちの「既存コンテンツも盛り上げていきます。」について思うことを書いていきます。

期待したもの

バージョン4開始当時には、かつてドラクエ10の隆盛を支えた傑作コンテンツたちはほぼ寿命を終えていましたが、それに代わるようなコンテンツは不足していました。

通常迷宮

魔法の迷宮は、ドラクエ10を始めたばかりの段階からステップアップしながら遊んでいけるコンテンツで、しかも気軽に他人と一緒に遊べて知り合いを増やす場にもなっていました。

まだ機能していた頃の魔法の迷宮は、私がドラクエ10に存在する(した)コンテンツでもっとも評価するものの一つです。

チーム

オンライン世界に活気を維持するために大事なのが、コミュニティです。
チームはそのための土台として、仕組みとしては良い素質のものでした。
しかし、コミュニティが発展するためには適切な目標というものが必要です。

ゲームには目標が大切だというのはこのブログでも何度も書いてきた意見ですが、私は「個人」に対する目標だけでなく、「集団」に対する目標が存在することも大事だと思っています。
それも、できるだけその集団が閉鎖的にならないような目標です。

当初から目標は不足気味だったのですが、ドラクエ10の発展期にはまだこれから先、大きな目標が出来てくるはずだという、期待によって補われていました。

しかし、実際にはチームでなにかに取り組む意味といったものはほとんど増えていかず、単にチームレベルという意味の薄い数字が増えるのみでした。

そのためチームはチャットチャンネルの一つである以上の意味があまりなく、次第に空気化した存在になって行きました。

ピラミッド

通常迷宮より上のステップとしてちょうど良い目標だったのが、ピラミッドですね。

レベルではなく胸アクセサリーでキャラクターを育成するコンテンツで、ステージの種類が多く、だんだん上のステップまで進めるようになっていました。

このような、育成の場でありながら同時に育成の目標でもあるというサイクルがあると、やる意味が強くて廃れにくいです。

もっとも期待したスローガン

「既存コンテンツも盛り上げていきます。」のスローガンは、これらの特に成功だったコンテンツを上位拡張して、再び遊べるようにするのかな、と当時とても期待したものです。

作られたもの

という感じで期待していたところ、実際に「既存コンテンツを盛り上げます」で行われたのが、以下のようなものです。

ファラオの隠し財宝

ピラミッドを舞台にした、謎解きの期間限定イベントです。

カジノレイド祭り

カジノを舞台にした、期間限定ベントです。

イベント会場に使っているだけ

期間限定イベントの会場になっていれば、その時はそこが一時的に賑わいます。

ですが、これは期待したようなコンテンツ自体の再生ではありません。
単に期間イベントに場所を提供しただけです。

成功例もあり

このように、期待外れの既存コンテンツ対策が多かったのですが、成功だったと思えるものもあります。

邪神の宮殿の天獄です。

これは邪神の宮殿を順当に拡張したと言えそうなもので、邪神の宮殿の再活性に貢献したと思います。

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