既存コンテンツを盛り上げるどころか切り売りします。

話題・意見

バージョン4.5後期の情報の中から、注目のものをピックアップします。

今回は便利ツール更新で追加される、「強ボス討伐」です。

数少ない長寿コンテンツ

強ボスはバージョン1.1に登場しました。ストーリーの一部ではない、いわゆるコンテンツとしては最古の部類のものですね。

そんな強ボスですが、6年以上経過した現在でもドラクエ10を支えている主力コンテンツの一つとして奮闘しています。

逆にいうと、こんな古いコンテンツがまだ現役で頑張らないといけないほど、新しい追加コンテンツがモノにならなかったということでもあります。

成功の理由

6年以上もアップデートし、バージョン4も終わろうとしている現在でも強ボスが生き残っているのは、「お金を稼げるバトルコンテンツ」がほとんど作られてこなかったからだと思います。

RPGではキャラクターを育成して敵を乗り越え、その成果がまた次の育成につながるという繰り返しが必要です。
そして、ドラクエ10におけるキャラクター育成とはお金稼ぎである。といってもそんなに外れていないほど、アストルティアはお金がものをいう世界です。

つまり、キャラクターの育成の成果で勝負するバトルコンテンツで、なおかつお金を稼げるコンテンツ、というのが必要ということですね。
(聖守護者などは育成よりプレイヤーの操作技術で勝負するコンテンツなので、仮にお金が稼げたとしてもこのモデルにはあまり当てはまりません。)

強ボスは更新されなくなって久しいので育成の成果を発揮する場としてはどんどん陳腐化していますが、それに替わるような「お金を稼げる新バトルコンテンツ」が登場してこなかったので、衰退しつつも生き残っています。

強ボスがツール送り

そんな強ボスも次のアップデートで便利ツールで消化できるようになります。

どのくらいのジェムがかかるものかにもよりますが、これまでよりオーブが供給されやすくなります。オーブの価格も下がる可能性が高いでしょう。
ゲーム内でやる強ボスというコンテンツの価値をかろうじて支えていた、お金稼ぎの部分が弱体化することになりかねません。

既存コンテンツを切り売りします。

バージョン4開始当初、開発運営だよりなどで発表されたスローガンのなかに、「既存コンテンツも盛り上げていきます。」というのがありました。

強ボスのツール化のニュースを見ると、このスローガンとは反対のことをやっているという印象があります。

運よく成功した数少ないコンテンツまでも切り売りしてしまっては、ますますやりたいことがない状態になりやすくなって活気が失われると私は思います。

今回の強ボスのツール化というアップデート内容には賛成できません。

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