eスポーツとは、ビデオゲーム上でプレイヤー同士が競い合う競技のこと。この定義だけを読むと、「単なる娯楽なのでは」と考える人も少なくないかもしれません。
しかし、日本では347人がeスポーツのプロライセンスを所持しており、大会によっては数千万以上にものぼる賞金を獲得する選手も存在。このことから、eスポーツは従来のスポーツと変わらない運営体制が整っていると言っても過言ではないでしょう。
そこで本記事では、eスポーツがただのゲームではなく、スポーツとして成立していることを示すため、伝統的なスポーツとの共通点についてご紹介します。
ブックメーカーの賭けの対象
オンラインブックメーカーといえば、野球やサッカーの試合で「どのチームが勝つのか」「どの選手が何点取るのか」ということを予想して賭けることのできるプラットフォーム。
そして、昨今はeスポーツの試合結果を対象にしたオッズを提供するブックメーカーも増えています。たとえばスポーツベット 総合情報に掲載のプラットフォームを見ると、eスポーツの試合情報を日本語で提供するブックメーカーが増えていることがわかります。そして、ライブ機能を使えば、日本人のプロeスポーツプレイヤーの試合をリアルタイムで観戦することができるため、eスポーツ観戦はこれまで以上の興奮を与えてくれるでしょう。
また、実際にこの仕組みがあることで、選手やリーグ全体への注目度が向上。eスポーツが従来のスポーツと同じように、観るスポーツとして発展する後押しにもなっているといえます。
戦略とチームワーク
たとえばサッカーの試合では、相手によってフォーメーションを変えたり、選手の入れ替えを行ったりしますよね。つまり、戦略とチームワークが求められるのが、従来のスポーツ。
一方で、実はeスポーツでも、全体で作戦を立て、タイミングよく動き、仲間と連携することが重要視されます。たとえば、2020年にリリースされ、今やプロトーナメントも開催されているFPSソフト『VALORANT』では、チーム内での役割分担や、リアルタイムの判断がモノを言います。そのため、試合中はボイスチャットを通じて連携を取り、どのタイミングで攻めるか、引くかを都度判断していく必要があるのです。
体と心のトレーニング
心技体が求められるのは、スポーツでは常識ですよね。そして、eスポーツでもまた、これらは求められます。
たとえばプロゲーマーの場合、1日何時間も集中してプレイし続けなければいけません。その上で、反射神経や判断力、集中力を保つことができるか否かが、勝敗を分けます。
実際に、eスポーツのプロたちは、日頃から手首のケアをしたり、目や体の疲労をとるための習慣を持っています。さらに、通常のアスリートと同じように、ストレスマネジメントやメンタルトレーニングにも取り組んでいます。
観戦文化とファンの存在
スポーツの楽しみは、プレイするだけじゃなく「観ること」にもありますよね。試合を観ながら盛り上がり、感動する時間は、ファンにとっての醍醐味。
eスポーツも、今や配信を通じて多くのファンに応援されています。TwitchやYouTubeでの試合配信では、コメント欄が世界中に開放され、リアルタイムで大盛り上がり。海外の大会では、会場に観客が詰めかけ、ユニフォームやグッズで応援する姿も見ることができます。