マタドガスデッキ は、ポケモンカードにおいて毒ダメージと耐久力を武器にじわじわと相手を追い詰める戦略型デッキです。特に「キョウ」などの回収カードや、特性ロック・補助アタッカーとの組み合わせによって、高い安定性と柔軟性を誇ります。本記事では、最新のマタドガスデッキ構築パターン、相性の良いカード、対戦での立ち回り方を詳しく解説します。
マタドガスデッキ の基本コンセプト
マタドガス(Weezing)は、「1エネルギーで毒を付与」する低コスト技を持ち、なおかつ壁役として機能する中耐久ポケモンです。毒で毎ターン確実にダメージを与えつつ、自身は「キョウ」や「回復系カード」で再展開することで場持ちを良くする戦術が主軸となります。
- HP110前後・軽量エネで安定運用
- 毒ダメージで確実に削る
- 回収・再展開でターンを稼ぐ
- 特性封じ・強制バトル入替も可能
主な構築バリエーション
1. マタドガス単体構築(毒特化型)
基本的な構築です。マタドガスを中心に毒ダメージを重ね、キョウやアイテムで再利用を図ります。エネルギー事故が少なく、初心者にも扱いやすい構成です。
- 採用例:ドガース×2、マタドガス×2、キョウ×2、エネルギー回収、進化おこう など
- 対策:相手の毒無効や回復を読んで入れ替え戦術を用意
2. ダークライex+マタドガス構築
毒ダメージに加え、悪エネルギーをつけるたびに20ダメージを与えるダークライexとのコンボで、耐久と削り性能を両立。
- 戦術例:
 ①マタドガスで毒を付与
 ②ベンチでダークライexにエネを集中
 ③相手が逃げたらアカギなどでバトル場に戻し、毒+ダークライで削り
- 採用例:ダークライex×2、アカギ×1、あくエネルギー×8
3. フシギバナex・ミュウツーex型(中盤型)
- ミュウツーex:序盤の壁役として毒+攻撃を使い、中盤以降で高火力を狙う
- フシギバナex:回復+耐久支援、マタドガスの場持ちを延ばす
両者とも、マタドガスの「時間稼ぎ」と相性が良く、後続アタッカーの準備がスムーズに進む構成です。
4. ガラルマタドガス型(特性封じ構築)
「かがくへんかガス」により、相手のポケモンの特性を無効化する戦術。特性依存のデッキ(アルセウスVSTAR・ギラティナVSTARなど)に強いメタカード。
- 利点:環境メタ対応、サイドレースを遅らせられる
- 欠点:火力不足で詰めにくい展開もある
5. ロケット団テーマデッキ(ファンデッキ構成)
- 「ロケット団のマタドガス」と複数のロケット団ポケモンを展開
- 「いっせいばくはつ」などで一気に火力を出す
- コンセプト性が強く、イベントや非公式戦で人気
相性の良いサポート・アイテムカード
| カード名 | 効果 | 
| キョウ | HPの減ったマタドガスを手札に戻して再展開できる | 
| ゴツゴツメット | 攻撃してきた相手に20ダメージ追加 | 
| アカギ | 毒で逃げた相手を強制的にバトル場に戻す | 
| 進化おこう | 安定してマタドガスへ進化可能 | 
| 回復カード | 傷薬・モーモーミルクでマタドガスの耐久力をさらに引き上げる | 
対戦における立ち回りと注意点
戦い方の基本
- 序盤:ドガースで場に出す → マタドガスへ進化
- 中盤:毒で相手を削り、必要に応じてキョウで回収
- 後半:サブアタッカー(ex系)で詰め、アカギで逃げた相手を追撃
注意点・弱点
- 毒無効カード(マキシマムベルトなど)に注意
- 一撃高火力(カイリューex、テツノイバラなど)に押し負けやすい
- 回復やベンチ逃げ系デッキにはテンポを崩されやすい
評価まとめ
| 評価項目 | 内容 | 
| 安定性 | 高:事故が少なく、再展開しやすい構築 | 
| 攻撃力 | 中:毒メインのため即効性に欠ける | 
| メタ対応 | 高:特性封じ型で環境に対応可能 | 
| 初心者向け | ◎:プレイングの自由度が高く学習にも最適 | 
結論| マタドガスデッキ は毒戦略の完成形
マタドガスデッキは、特に持久戦や毒ダメージで相手を追い詰める構成を得意とするプレイヤーにとって理想的な選択肢です。派手な火力ではなく「コントロール」「時間管理」「ターン稼ぎ」を駆使する戦術が求められるため、戦術理解とデッキ回しの技量が求められます。
また、ミュウツーex、フシギバナex、ダークライexなどとのハイブリッド構成によって、環境に応じた柔軟な対応も可能です。初心者から中級者まで、毒戦略に興味がある方にとって価値あるデッキと言えるでしょう。
 
  
  
  
  
