最近のアップデートで、白宝箱のドロップ率に関しての修正がありました。
◆モンスターのドロップする白宝箱にレベル93以下装備とレベル96以上装備の両方が含まれている場合、レベル93以下装備のドロップ率が低いように感じる。
⇒データ設定上の不具合により確率が変更されていなかった武器防具が、バージョン4.5アップデート時に行った上方修正後の確率になるよう修正しました。
バージョン4.5.2 情報より引用
修正前には、レベル96以上の装備がドロップ候補に含まれるモンスターでは、レベル93以下の装備のドロップ率も96以上の装備と同じになっていました。
例えば、メカバーンはレベル93のドワチャッカシールド/風雲の大盾とレベル99装備のシュバリエメイル上/グローブを同時に持っています。こういう敵ではレベル93の装備の方のドロップ率が上がっていなかったということですね。
これが今回修正されたということになります。
4.5アップデート内容のおさらい
バージョン4.5での白宝箱の変更内容については、こちらの記事で解説しています。
このアップデートで93までの装備はドロップ率が上がったのですが、
冒頭のような条件だと機能していなかったということですね。
ドロップ率に関するウワサ
さて、修正されてこれでなにもオカシイことはなくなったかと思っていたところ、なにやら興味深い話を見かけました。
「今度は逆に96以上の装備のドロップ率が上がっている」というのです。
この説では、ドロップ率はモンスター単位で設定されていて候補間の差はないとしています。
なので、93以下の装備を候補にもつモンスターのドロップ率が今回の修正で上がったことで、同じモンスターが持つ96以上の装備のドロップ率が通常より高くなったというのです。
要するに、修正前と逆になっているというわけです。
これがもし本当だとしたら、モンスターによっては96以上の高レベル装備が想定よりも高い確率で狙えるということになりますね。
このウワサが本当なのかどうか、ドロップ率を調査することにしました。
ドロップ率を調査
調査の内容
調査はバザックスを対象に行いました。
ドロップする装備の候補は、レベル93のスターダム2種とレベル99の大獄獣のムチと鉄壁の大盾です。
真のワルド水源でバザックスと1000回戦闘を行い、ドロップした装備の数をカウントします。
調査の結果
1,000回の戦闘の結果はこうなりました。
ドロップ数 | ドロップ率 | |
スターダムハット | 19 | 1.9% |
スターダムブレス | 21 | 2.1% |
大獄獣のムチ | 10 | 1.0% |
鉄壁の大盾 | 9 | 0.9% |
合計 | 59 | 5.9% |
結論
ドロップ率というのはあくまで確率なので、よほど回数を多く調査しないと結果から正確なことを断定することは難しいです。
ですが、今回の調査くらいでもどうやら確からしいと考えて良さそうなことはあります。
両方を持つモンスターでは、93以下と96以上でドロップ率に差がある
つまり、96以上のドロップ率が93以下と同じに合わせられている、という冒頭のウワサは間違い。ということになりそうです。
残された疑問
ところで、今回の調査ではまだスッキリしない部分もあります。
結果の表のドロップ率に注目してください。合計のドロップ率が5.9%になっています。
たまたまである可能性もかなりありますが、これは93以下の装備のみをもつモンスターのドロップ率に近いのです。
もし93以下の装備のドロップ率だけが上がっているとしたら、合計のドロップ率はもっと低いのが自然です。
- 両方が含まれる場合、合計ドロップ率が93以下に合わされる
- 合計ドロップ率を装備レベル別の補正をかけて各候補に割り振る
もしかして、このような仕組みになっているのではないか?という気もします。
ですが、今回の調査だけでは、この予想に関してはまだ何とも言えません。
ドロップ率の差についても今回はどうやら差がありそうという結論ですが、1000回程度ではあまり確かなことは言えないので、今後追加の調査をしてみたいと思っています。
再びドロップ率を調査
白宝箱のドロップ率がどのように決まるのか?
前回の調査ではわからなかったことをさらに調べていきたいと思います。
調査の内容
今度はヒッポカンバーでドロップ率を調べます。
ドロップする装備の候補は、レベル93の妖貴妃のおうぎとレベル99の族長装備2種です。
ヒッポカンバーを選んだ理由は、前回の記事の予想を確認するためです。
- 両方が含まれる場合、合計ドロップ率が93以下に合わされる
- 合計ドロップ率を装備レベル別の補正をかけて各候補に割り振る
これですね。
ヒッポカンバーは装備の候補が93装備1個と99装備2個なので、99装備の方が多いです。
もしドロップ装備の候補の内容が合計ドロップ率に影響するなら、合計ドロップ率が99装備のみの場合により近くなり、低くなるはずです。(予想ではそうなりません)
さらに、ヒッポカンバーはドロップする装備の候補が3つしかありません。
白宝箱のドロップ率は装備の候補の数には影響されない、というのが以前の定説でした。
このため、3種しか候補のないモンスターは特定の装備を狙いやすいと言われていました。
このことを改めて確認したいとおもいます。
前回と同じく1000回戦闘を行い、ドロップした装備の数をカウントします。
調査の結果
1,000回の戦闘の結果はこうなりました。
ドロップ数 | ドロップ率 | |
妖貴妃のおうぎ | 29 | 2.9% |
族長のケープ上 | 18 | 1.8% |
族長のアーム | 18 | 1.8% |
合計 | 65 | 6.5% |
考察
レベルによるドロップ率差はある
まず、前回と同じく93装備と99装備でドロップ率に差が確認できます。
両方を持つモンスターでは、93以下と96以上でドロップ率に差がある
前回の結論だったこれは、今回の調査でも矛盾はありません。
どの程度の差があるか?ですが、2倍までの差はなさそうな感じがします。
合計ドロップ率は一定
今回注目の合計ドロップ率ですが、予想通り下がっていません。むしろ少し高いくらいです。
両方が含まれる場合、候補の構成とは関係なく合計ドロップ率が6%程度になる
こう考えていいように思います。
白宝箱というものの仕組みは、まず中身を考えずに白宝箱そのものがドロップするかどうかを合計ドロップ率で判定し、ドロップした場合に中身がどの候補になるのかを判定する、という2段階に分かれているのではないかと思います。
両方もつモンスターはお得
93以下と96以上を両方持っていると、白宝箱自体のでやすさ(=合計ドロップ率)が96以上のみの場合より2倍くらい上昇します。
それから、ドロップした場合の93以下の装備の選ばれやすさは、96以上の装備の2倍まではなさそうです。
このことから言えそうなことは、
93以下/96以上、どちらの装備を狙うにも両方持ちモンスターはお得
ということですね。
まず93以下の装備を狙う場合、より選ばれにくい候補として96以上の装備が含まれるので、狙った装備がでやすいです。
そして96以上の装備を狙う場合も、合計ドロップ率が上昇しているので狙う装備の出やすさはむしろ高くなるでしょう。
オマケ
ところで、今回の調査の過程で、ちょっとした珍品が手に入りました。
スターダムハットの開戦時ピオラ埋め尽くしです。
さっそくキラーパンサーに装備させてみました。
すばやさスキルを習得してクイックケーキも食べさせてみると、すばやさは1000に迫ります。
そしてすばやさスキルにある開戦時20%でピオラの能力に、この開戦時ピオラ埋め尽くしが合わさって、高い確率でピオラが掛かるようになりました。
普通に使っても手数の多いキラーパンサーが、ピオラでさらに凄まじい速度でいなずまを連発する様は爽快です。
雑魚連戦のキラーパンサー用に、ちょっと楽しい装備が手に入りましたね。
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